皆様お世話になっております。チェリッシュ企画の藤川です。

今月は葡萄の収穫と本年度の仕込みの状況をご報告させていただきます。

・こちらが今年の富士の雫。

蜂に齧られた影響で悪い実は水分が抜け固く萎んでおります。

皆で悪い箇所を全て取り除き良い粒のみワインにします。

状態があまり良くなかった為選果にも時間がかかりました。

・こちらは選果後のブラックビートになります。

ご覧の通り青い実も多く糖度も低かった為ブラックビートは青葡萄ジャムにして販売する予定です。

無農薬の葡萄ジャムもあまり市場にはないので

おいしいジャムに仕上げられるよう頑張ります。

・長野県松本市の葡萄農家さんで収穫している様子になります。

今年は雨の影響で去年よりも糖度が上がっていない状態でした。

ただ、葡萄自体の状態は良く食べてもおいしい葡萄だったのでワインに仕上がった時の味わいが楽しみです。

今年は松本から１０００kg購入させていただきました。

・葡萄の除梗破砕の様子。

１カゴ１０kg以上あるので持ち上げて投入するのも一苦労です。

・破砕後の様子。

一晩スキンコンタクト（果皮を果汁に浸漬させ、果皮からの成分抽出を行う事）を行い

翌日圧搾作業に移ります。

・この真ん中に刺している円柱状の筒ですが壁面がメッシュ状になっており、

中心部には液体のみ溜まる構造になっております。

まずは中心部にホースを入れ液体のみ抜いていきます。

ある程度抜いたところでプレス機に移し圧をかけずに回転させ果汁のみを抜いていきます。

ここまでの果汁（ホースで抜いた分とプレス機を回転させて出てきた果汁）をフリーランとし、

この後プレス機にて圧をかけ搾汁した果汁はプレス果汁として別に分けていきます。

フリーラン果汁のみでは味わいに奥行きがない為、

プレス果汁をブレンドして味わいに深みや複雑味を足していきます。

・こちらが酵母を加え発酵している様子です。

今回はチラー（保冷機）を稼働させ低温発酵をしております。

ナイアガラの場合低温で発酵させることで、余分な雑味や香りが抽出されるリスクが軽減され、

香りと味わいのバランスの良いワインに仕上がります。

来月は、山形県から購入するメルローとシャルドネの醸造をお伝えさせていただきます。

【恵那峡ワイナリー】

・恵那峡ワイナリーホームページ

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・皆様からのご要望やご意見等ございましたらHPに問合せ欄を設けておりますので、そちらまでご一報ください。

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